女性にとってのワーファリン

◯妊娠には超要注意!
ワーファリンは胎盤を通過するので、胎児にも薬の影響があります。服用したままだと、胎児に催奇形作用(骨や軟骨の形成に異常をきたす奇形)や、脳障害、神経障害が起こる可能性があります。

ワーファリンを服用したままの出産というのは、現在では勧められないことです。ワーファリンの服用時に生まれてくる子どもさんに対する催奇形性と、出血の問題などからこれを受け入れてくれる施設はほとんどないと思います。

どうしても妊娠、出産をご希望なら、少なくとも妊娠の初期と出産前後には入院をして、ワーファリンをヘパリンに変えて出産し、出産直後に再びワーファリンに変更するという操作が必要になります。入院期間も非常に長くなりますし、大変な作業になると思います。しかし可能性がゼロではありませんので、担当してくれる医師がいるかどうかが問題だと思います。心臓外科をやっている病院であれば、やってできないことはないのですが、引き受けてくれるところは少ないと思います。ある循環器専門病院の産科では、どうしてもと言われれば引き受けているようですが、それでも流産することも多く、大変むずかしいようです。

いって、胎児に奇形を起こすことがあります。これは妊娠初期に起こり、骨や軟骨の形成に異常をきたす奇形が知られています。また、主に出血が原因で脳障害や神経障害を起こすことも報告されています。妊娠中期、後期でもやはり何らかの出血性合併症の可能性があり、出産時には母体側の出血が致死的になることもあります。以上の理由で、原則的には妊婦へのワーファリン投与は禁止されます

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