「下肢静脈瘤」と「下肢静脈血栓症」と「エコノミークラス症候群」の違い【中編│深部下肢静脈血栓症】

前編の「下肢静脈瘤」に続いて、中編では
「深部下肢静脈血栓症」についてです。

足の深い部分にある静脈に血の塊「深部下肢静脈血栓症」

なんだか長ったらしい名前ですが、病名を読んだ通り、
「足の深い場所にある静脈に、血の栓ができる病気」です。

ちなみに、目視できる症状があまりないので発見が遅れる場合ありです。

【下肢静脈血栓症って?】

静脈瘤が脚の表面の静脈でできるのとは違って、下肢静脈血栓症は
足の深部にある太い静脈の血管で起こっています。
深部下肢静脈を流れている血液が、何かしらの原因で固まって、
静脈内で血栓(血のかたまり)ができて、深部静脈を塞いでしまうことです。

【下肢静脈血栓症になる人】

・長時間同じ姿勢の人:寝たきり、長時間のフライト等
(血の流れが遅くなって固まりやすくなる)
・血液が凝固しやすい性質の人

【下肢静脈血栓症の主な症状】

・脚のむくみやだるさ、腫れ、痛みなど
・血栓が肺に飛んでしまうと胸痛

【下肢静脈血栓症の予防や治療】

・長時間同じ姿勢にならない、こまめに足を動かす
・血液の流れを良くする薬(ワーファリン等)を飲む