ワーファリン重要ポイントまとめ

【ワーファリン重要ポイントまとめ】

■ワーファリンで抗凝血薬療法をしている人の注意事項!

◯定期的に受診すること!
ワーファリンの効き目は人それぞれ、服用量も体調などによって安定しません。
自分に合ったワーファリン量を決めるための「INR検査(血液検査)」を定期的に受けましょう。

◯指示された量を必ず服用する
飲み忘れや飲み過ぎなどに注意して、毎日同じ時間帯に飲むクセをつけましょう。
(※飲み忘れたときの注意点は別途記載)

◯手術や抜歯をするときは要相談
ワーファリンを服用していると血が止まりにくいです。手術はもちろん、抜歯などをするときも主治医に相談しましょう。

◯他のお薬を服用するときも要相談
一緒に飲むと、ワーファリンの効果を増減させるお薬があります。(アスピリンや風邪薬など市販されているお薬も含む)飲む前に主治医や薬剤師さんに相談しましょう。

◯怪我に気をつける!
ワーファリンを飲んでいるときに怪我をすると、予想以上に血が止まりにくいです。怪我をしないように気をつけるのはもちろん、ワーファリン服用者とわかるようにワーファリン手帳を持ち歩きましょう。

※私はワーファリン手帳(病院でもらえますよ)を財布のお札入れに、「ワーファリン服用中」と書いたメモ紙を保険証と同じ場所に入れています。

◯この食べ物には注意!
ワーファリンはビタミンKで効果が弱まります。納豆(納豆菌「ナットウキナーゼ」はビタミンKを作るので)と、ビタミンKを多く含む食べ物(青汁、クロレラ)は食べてはいけません。
※その他のビタミンKを多く含む緑黄色野菜は、大量摂取を避ければ食べてもOKです。

◯妊娠には超要注意!
ワーファリンは胎盤を通過するので、胎児にも薬の影響があります。服用したままだと、胎児に催奇形作用(骨や軟骨の形成に異常をきたす奇形)や、脳障害、神経障害が起こる可能性があります。
※詳しくは「女性にとってのワーファリン」ページに別途記載

※飲み忘れ時の注意点

飲み忘れた場合:当日の服用予定時間の12時間以内であれば服用が可能

服用予定時間より12時間を超えてしまったら:
翌日のいつもの時間に服用する

※飲み忘れても、絶対に2回分を一度に服用しない
※お正月やゴールデンウィークなどの長期の休みに薬が切れないように注意する