血液の凝固機能を低下させる効果のある「ワーファリン」
深部静脈血栓症、肺塞栓、人工弁置換術後、心房細動、心筋梗塞、脳虚血発作など、
血の流れを良くしたい人に対して処方されるワーファリンは、
主にある程度年齢がいった人が服用しているイメージがあります。
ですが、私のように若くて(そんなに若くもないけど笑)、
これから妊娠出産を希望する人の場合はとーーーっても注意が必要な薬です!!
「ワーファリン服用中は妊娠禁止!!」
ワーファリン服用中に妊娠しちゃダメなのはなぜ?
ワーファリンは、その成分が胎盤を通過するお薬なので、
妊娠中にワーファリンを飲んでいると、胎盤を通って胎児へ影響があります。
影響ひとつ「催奇形作用」
胎児に奇形を起こす場合あり。妊娠初期に起こりやすく、骨や軟骨の形成に異常をきたす奇形になる。
また、主に出血が原因で脳障害や神経障害を起こすことも報告されている。
妊娠中期、後期でもやはり何らかの出血性合併症の可能性があり、
出産時には母体側の出血が致死的になることもある。
以上の理由で、原則的には妊婦へのワーファリン投与は禁止されます。