深部下肢静脈血栓症の原因

原因がわからないと、なんだかモヤモヤしますよね。

かと言って、病気は「これが原因!」とハッキリ言い切れるものは少なく、
「たぶんこれが原因でしょう」とか、「コレとコレが起因になって…」のように、
場合が多いと思います。

包丁で指を切った=血が出てる原因は明確!

でも

お腹が痛い
=寝冷え、腐ったもの食べた、ノロウイルス、風邪、ストレスetc

どれかひとつが原因かもしれないし、複合的なものかもしれない。

深部下肢静脈血栓症の原因・なりやすい人

●血がうっ滞したとき
手術、長期の寝たきり、長時間のフライト(エコノミークラス症候群)
病気などで寝たきりになってりるときや、長い時間飛行機で座りっぱなし等に、体とくに下肢を動かせない状態が続いた。足を動かさないと静脈の流れが遅くなって、血流が悪くなって、静脈に血のかたまり(血栓)ができやすくなります。

●下肢静脈瘤のある人

●血液が凝固しやすい人
先天性血液凝固異常症など、血液自体が固まりやすい病気の場合。
(私も、血液がかたまりやすい先天性の病気「プロテインS欠乏症」です)

心臓から動脈を通ってつま先まで流れた血液は、本来だと静脈を通って心臓に戻ります。
でも、その帰り道になる静脈がなにかしらの原因(※)で通れなくなり、
帰り道を失った血液は、静脈でうっ滞(血液がたまる状態)してしまいますよね。

静脈内で血液が停滞すると、血液の塊(血栓)ができる。という仕組みです。

血栓が静脈にくっついているならいいんですが、それが血液と一緒に流れて肺に飛んで
肺動脈に詰まってしまうことを「血栓塞栓症」といいます。

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